Nagios その2
監視対象の追加
今回は対象1つ1つに対して、個別に設定を行う方法で追加してみたいと思います。
下準備
/etc/nagios3/conf.d/localhost_nagios2.cfgというファイルに
ローカルホストを監視すための記述がされており、このファイルを参考にして新たな監視対象の追加を行います。
#cp localhost_nagios2.cfg ****(お好きな名前をどうぞ)_nagios2.cfg
追加
今回は"check_pingコマンド"のみでの監視で、対象の追加を行いたいと思います。
"****_nagios2.cfg"を以下のように変更します。
define host{
use generic-host
host_name ****
alias ****
address ****(監視したいサーバのアドレス)
}
# ping service
define service{
use generic-service
host_name ****
service_description PING
check_command check_ping!500,10%!1000,20%
}
check_pingコマンド
"check_command check_ping!500,10%!1000,20%"の
"!500,10%!1000,20%"の部分が非常に理解しにくいように思うので少し解説したいと思います。
と言っても完全に受け売りなのですが。。。w
このコマンド(/usr/lib/nagios/plugins/check_ping)は、デフォルトで以下のような引数を必要としています。
check_ping -H -w ,% -c ,%
"-w"、"-c"でそれぞれに"WARNING"と"CRITICAL"の値を指定する必要があります。
例えば、"-w 500,10%"と書くと500ms以内の応答と10%以下のロストが閾値となりこれを超えると"WARNING"扱いとなるようです。
そしてNagiosの.cfgファイルに記述する際には、間に"!"を記述します。
また、これ以外にもオプションを使用したい場合には"!-p 10"などと追加すればおkです。
(しかし試しに、"!-w 500,10%!-c 1000,20%"と書いてみましたがエラーでした。)
再起動
そして設定を有効にする為、Nagiosの再起動を行います。
# /etc/init.d/nagios3 restart
しばらくすると、このように問題なく動いていることが確認できるかと思います。